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原因は加齢だけじゃない?白髪の位置でわかる体の不調

年齢を重ねていくと共に、女性に起こるさまざまな病気。そのひとつが白髪でないでしょうか。白髪が増える原因として、最初に思い浮かべるのが「加齢や老化」です。そのほかにも、不規則な生活によるストレスや血行不良、睡眠の質の低下などがあげられます。

そもそも、なんで白髪が生えてくるの?という方のために、白髪ができる仕組みを簡単に紹介します。白髪は黒かった髪の色が抜けて生えてきた状態。その理由は、髪の中にあるメラニン色素がなくなり、透明な状態になっているからです。髪は毛根で作られた段階では色がついておらず、白髪の状態。それが毛母細胞のまわりにあるメラノサイトという色素生成細胞の影響を受けて、私たちが普段目にする黒髪として生えてくるのです。白髪が生える原因は、メラノサイトがなんらかの原因で減少したり、働かなくなるからといわれておりますが、メラノサイトがなぜ減少するのかについては現時点では解明されておりません。

白髪は、生える場所と病気に深い関係があるといわれています。たとえば、東洋医学では髪を「血余(けつよ)」とよび、髪は豊富な血が変化したものと考えられています。髪が白くなるということは、その部分の血行が悪く気の流れが悪い状態。そのため、白髪が生える場所は体になんらかの不調があり、白髪として生えてくると考えられているようです。特に、腎臓、肝臓、胃といった内臓が髪と深い関りがあり、これらが不調になると対応するそれぞれの場所に白髪が生えてくるといわれています。頭頂部の白髪は胃腸、右頭頂部なら腎臓、左頭頂部なら肝臓といった具合です。

これらの場所に白髪を発見したら、体の不調のサインとみて生活習慣を見直した方が良いでしょう。暴飲暴食を避けバランスのとれた食事を摂る、適度な運動をする、十分な睡眠を取る、血行を良くする、なるべくリラックスできる時間を作るようにしましょう。こうした規則正しい生活を意識して送ることで、白髪ができにくい健康な髪を作ることができます。