ダイエットでよく掲げられる目標は、体重を減らす事です。その方法として、とにかく数値を減らすために無理な食事制限をする人がいます。食事をほとんど摂らなければ確かに体重を落とす事はできますが、健康を害したり、リバウンドをしたり、という危険性があります。また、見た目も不健康になる場合もあります。
健康的に、しかも無理なく痩せるには、有酸素運動が効果的です。中でもウォーキングやランニングは、特別な器具が必要ないので手軽にできます。呼吸がつらくない程度に長時間動き続ける事で、身体の脂肪を減らす事ができます。
その理由は、体内で使われるエネルギー源にあります。身体を動かすエネルギーとして使われるのは、まず、「糖質」です。食事で摂取した糖分やデンプンなどは、体内で分解されて糖質となり、肝臓に溜まります。身体を動かし始めると、この糖質を燃やしてエネルギー源とします。身体を動かし続けていると、体内にある糖質は無くなります。この後に使われるエネルギー源が「脂肪」です。糖質が無くなった状態で身体を動かしていれば、脂肪をどんどん燃焼していきます。これが痩せるメカニズムです。
エネルギー源が切り替わるのは、１５〜２０分程です。呼吸が苦しくならない程度に、余裕を持って続けるようにしましょう。